●講演会

UV/EB利用による基礎/応用研究、及び照射技術等について各分野を代表する大学及び民間の3-5名の先生方にご講演頂きます。その内容は物質創製、物性評価、表面改質、照射技術など多岐にわたり、年間5回(東京4回、大阪1回)開催されます。当研究会では、ご参加頂いた皆さまのご意見を迅速に講演会に反映させ、会員ための研究会になるよう努めております。今後はUV/EBだけでなく、イオンビームやX線を利用した研究テーマもご紹介して参ります。
参加者の声
- 様々な知見を得ることができた。
- 業務とは異なる分野での知見を得ることができた。
- ネイルや食品などUV用途の広さを感じた
- 講演された先生方の説明がわかりやすくよかった。
- 本講座は医療ライフサイエンス分野での内容であり、実際の業務内容とは異なるものであったが、UV/EB技術が様々な分野に実用されており、興味深かった。
- 普段は聞くことのない話を聞くことが出来た。
- 新しい技術が多く楽しかった。
- 光照射技術以外に、材料開発の状況がよく理解できた。
●UV/EB表面加工入門講座

UV/EBについて基礎から学びたい方、および理解を深めたい方を対象にした講座です。
毎年2回(基礎編・実践編)WEB開催、大勢の方が参加されます。総論的な技術入門のほかに、原材料、照射装置の仕組みや特性、および、応用展開や最新情報も聴ける価値ある講座となっています。
参加者の声
- 内容も分かりやすく、酸素阻害対策などニーズに合わせた講義もあり、UV硬化の初歩が理解できた。
- 材料の知識だけでなく光源(水銀灯、LED,EB)の違いや海外の法令に合わせた材料の設計等が聞けて興味深かった。
- 疑問に思いがちな項目(開始剤の働きや重合に関する挙動)に対して、多くの既知情報をまとめて紹介して頂いた部分に特に魅力を感じた。
- EBに関して全く知識がなかったため、大変勉強になった。
- 基礎的な情報を詳細に説明してくれたのはよかったが、実用例としてどのようなものに使われているかといった情報がもっと欲しかったなと思う。
- 今後の仕事に生かせる情報を得ることができたと思います。
- 光開始剤に関わる膨大な出たから実用的なデータをまとめて紹介して頂いたため非常に役に立つと感じた。
●勉強会

UV/EB技術に関する基礎から応用までの注目すべきトピックスをとりあげ、この分野の理解を深めることを目的としています。本会は受講者を会員を対象に募集し、6月から翌年3月まで計5回行われます。
毎回当研究会が準備したトピックス(英文)を受講者が紹介し、それに対してディスカッションを行う受講者参加型の講座となっています。この講座の性質上、参加者は20名程度に限定させていただいております。
毎回UV/EB関連分野のトップランナーによる講義が行われることや、参加者同士の交流の場にもなることから毎年好評をいただいている人気講座です。
参加者の声
- 原料メーカーからエンドメーカーの方々まで知り合うことができ、満足しています。
- 文献を読む良い機会になった。
- 業務に必要な知識を学習するだけでなく、光硬化や分解、露光装置などの基礎から応用まで身につけたいと思って参加を申し込みました。参加したことで幅広く知識を勉強することができたと思います。しかし、もっと深く知識を自分のものにするために、勉強を継続して行おうと思います。
- 普段仕事上では関われない方々と交流ができ、非常に新鮮な勉強会でした。
- 普段の業務では作業ばかりで勉強をする時間が取れなかったので、今回は貴重な時間をもらうことができた。
- 同年代の様々な分野で仕事をしている方々と関わりをもてた。
- 普段なかなか話を聞く機会のない、光反応・装置などの講演を聞くことができた。
●見学会

会員の皆様にUV・EBの技術をより知っていただくために、企業・大学・研究所の設備を見学できる見学会を行っております。やはり、実際の現場、現物、現実(三現主義)を体感する事は重要です。逆に、自分たちの技術を紹介したい方も活用下さい。
見学会レポート
2024年12月18日に、第3回ラドテック研究会見学会が開催されました。第1, 2回は関東圏での開催でしたが、今回は初めて東北での開催となり、仙台市にある国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)の東北センターと、3GeV高輝度放射光施設 NanoTerasu (以下、ナノテラス)を見学する機会をいただきました。
産総研は全国に研究拠点が存在しますが、なかでも東北センターは、資源循環技術を看板テーマとしている拠点となります。見学会当日は、東北センターの研究ユニット(化学プロセス研究部門と産総研・東北大数理先端材料モデリングオープンイノベーションラボラトリ)での取り組みや、これまでの研究成果等についてご紹介いただいた後、昨年度から稼働しているナノマテリアル試作・評価プラットフォームの実験室を見学いたしました。ナノマテリアルの設計~評価に関わる様々な設備や装置が企業に供用されているとのことで、珍しい装置も含む豊富なラインナップに、参加者の皆様からは驚きの声があがっていました。
2箇所目に見学したナノテラスは、東北大学の青葉山新キャンパス内にある高輝度放射光施設です。大型の放射光施設では兵庫県のSpring-8も有名ですが、ナノテラスは、これまで日本の国際競争力が弱かった軟X線領域にて世界トップクラスの輝度を誇ります。2024年4月1日から運用が開始されており、ナノテラスを利用可能なコアリションメンバーには、多くの企業や学術・研究機関が加入しているそうです。施設内の見学では、ナノテラスの実験ホールを実際に歩きながら、最新の研究成果から施設に関する面白い豆知識まで様々なお話を伺うことができました。参加者の皆様も、各々写真を撮影したり、研究事例について質疑を行ったりと、興味を持っている様子が窺えました。
●出展展示

2019年よりブース展示を始めました。
当会の展示ブースを、会員の皆さまへより出展しやすい金額にてご案内をいたしております。
新機能性材料展2025
ラドテック研究会として、1大学、8企業の展示を行いました。展示内容は装置から材料まで網羅され、各々の特色が出ておりました。低コストで簡便に出展することができ、有意義なビジネスチャンスを得る機会となりました。