このたび、一般社団法人ラドテック研究会の会長に就任いたしました。まずは、日頃から当研究会の活動にご尽力いただいている法人会員の皆様、そして関係者の皆様に深く感謝申し上げます。前会長 松川公洋先生がこれまで当研究会の活動において果たされたご尽力に、深く敬意を表するとともに、その意志を引き継ぎ、さらなる発展を目指してまいります。
ラドテック研究会は、UV(紫外線)およびEB(電子線)関連技術の発展に寄与することを目的とし、法人会員を主体に、技術革新や情報交換の場を提供してまいりました。これらの技術は、環境保護や生産効率向上といった社会的課題を解決するために非常に重要な役割を果たしており、今後も技術革新の推進が求められています。私自身、これまでフォトレジストやUV硬化材料の研究に携わる中で、ラドテック研究会から多くの刺激を受けてまいりました。研究会の活動は、技術者や研究者にとって貴重な知識の源であり、交流の場でもあります。私もその恩恵を受けた一人として、今後もこの場をより一層発展させていく所存です。特に、若手技術者の育成と企業間の技術交流をさらに促進することに注力していきます。次世代を担う技術者が成長し、革新を生み出すためには、学びと挑戦の場が不可欠です。ラドテック研究会では、若手技術者が知識を深め、熟練技術者と交流する機会を提供するためのイベントを拡充してまいります。
また、法人会員間での技術交流も、産業全体の成長に欠かせない要素です。企業間の協力や情報共有を通じて、新しい技術や革新が生まれることを期待しています。これからも定期的な技術交流の場を設け、会員企業が互いに切磋琢磨できる環境を整えてまいります。さらに、当研究会は国内だけでなく、国際的な技術交流にも力を入れていきたいと考えています。UV・EB技術は、世界的にも注目されている分野であり、国際的な連携を強化していく必要があります。国際的な技術交流を通じて、ラドテック研究会が世界の関連分野を牽引する立場になることを目指します。
最後に、ラドテック研究会の今後の発展に向け、法人会員の皆様とともに、社会的責任を果たしながら技術の進展に貢献してまいります。UV・EB技術がより広範な分野で活用され、環境保護や生産効率の向上といった課題に応えるための道を切り拓くことが、私たちの使命です。引き続き、ご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
一般社団法人ラドテック研究会
会長 有光晃二